【3度目の読了】人間失格


By 太宰治

1度目は学生の時。
2度目は社会人になってから何年かして。
そして、現在おばちゃんになってからの3度目の再読です。

1度目は、なんでこれが文学なのかが理解できず、2度目は、ずんと何か感じる物があって太宰治ってすごいかも。と漠然と感じた事は覚えていますが、話の中身をすっかり忘れた状態での3度目の再読になりました。

まず読み始めて気になったのが、句読点の打ち方と文章の書き方。最近の作家ではあまり見ないような句読点の使い方(とりあえず多い!)に戸惑いました。言葉も『憂鬱の伽藍(ゆうつのがらん)』などと聞いた事もないですし、(過去2回読んだ時には素通りしていたんだろうか?)使い方もよく分かりません。

主人公は究極の駄目男ですが、太宰と重なる部分も多いらしく、半自伝的小説なのですね、これ。元から持っている性格半分、育ち方半分で、この駄目男が形成されたんだろうと思いました。

今回は、駄目男よりも、その駄目男に尽くしちゃう女達も馬鹿だなぁと批判的な目で見る自分がおりました。

この駄目男に共感してしまうと精神を病みそうですが、ワザと道化を演じているのを他人に悟られ、ワザとじゃないと抗う主人公の気持ちはほんの少〜しだけ分かるような気がします。しかし、この主人公の場合、自意識過剰すぎるのが問題なんですね。

3度目の再読は過去2回より丁寧に読みました。
この本は売ったりあげたりしないだろうから、自由に色んな箇所に線を引いたり、言葉の意味を書いたり、思った事を書き込みました。(「アル中」とか「うつ?」とか一言だけ書いているページもあります)

太宰自身は精神的疾患の境界性パーソナリティ障害だっただろうとされています。この病について知りたければ、この本を読むのが良いかもしれません。

また10年後ぐらいにこの本を読んでみたい。 その時は何を感じるんでしょうね、私は?





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【読了】ツバキ文具店


By 小川糸

この作者の本は始めて読み〼。
本屋大賞かなんかにノミネートされたという帯がついていました。
多分、日本人から帰って来る空港で何冊か買ったうちの1冊目です。
私、文房具好きなのです。

表看板は文房具屋さん。口コミで代書屋さんをしているポッポちゃん。
若い頃は反抗期も経験しているものの、先代亡き後はちゃんとした日常を送っている印象で、それが素敵でした。
登場人物がみんなイキイキとしてい〼。
ポッポちゃんの周りにはキャラの立つ人が集まったようですね。

割とサラりと読めるのですが、鎌倉に行きたくなったし、最後のお手紙でホロっと来ました。

途中途中に手書きの手紙が挿入されているのが面白かったです。
私もポッポちゃん程ではないけれど、紙質と書くものにはこだわりあるので、ポッポちゃんがどういう気持ちでその紙と筆記具を選んだかに興味津々でした。

先代がお友達に送ったお手紙で、「ます」を「〼」と書いてあったのでこのエントリーでは真似してみました。

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【読了】墓地を見おろす家


By 小池真理子

10月の怖い本を読むというチャレンジの中、怖い本を検索していたところ、この本が紹介されておりました。

Mariko Koikeが著者とあったので、これには日本語のオリジナルがあるはず!と思ってツイッターで日本語のタイトルを聞いたところ、「墓地を見おろす家」だと教えてもらいました。

アマゾンのあらすじによると、「新築・格安、都心に位置するという抜群の条件の瀟洒なマンションに移り住んだ哲平一家。問題は何一つないはずだった。ただ一つ、そこが広大な墓地に囲まれていたことを除けば…。やがて、次々と不吉な出来事に襲われ始めた一家がついにむかえた、最悪の事態とは…。復刊が長く待ち望まれた、衝撃と戦慄の名作モダン・ホラー。」

Kindleでダウンロードできたので、読んでみました。
ん〜。
怖いんだけど、白黒しないあたりが好みではありませんでした。
この終わり方を好む人も多いのは理解しております。

結局、この現象の正体は何だったのか?
何故この家族だけがこのアパートを去る事が許されない状態になったのか?
自殺した前妻の意思は含まれているのか?いないのか?

分からないままに話が終わります。
これがホラーとして最高という人もいるようですが、私はハッキリとして欲しかったです。

そして、私の怖い本を探す旅はまだまだ続くのでした。

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和書3冊読了

今月の『ののBOX』が本日届きました。
(ツイ読友の、ののさんが月に1回日本の本を送ってくれています。なので『ののBOX』)

晩御飯を食べた後、ちょっと読んでみよ〜っと軽い気持ちで読み始めたら、面白いので一気に3冊全部読んでしまいました。(これだから日本語の本だけを読むとなると本を手に入れるのにお金がかかるのです…ののさんいつも面白い本を送ってくれてありがとう)

読んだ順番に紹介します。

まずは、文庫本の体裁をした漫画本。

By 石黒正数
最初はギャグ漫画?かと思ってた読み始めたんだけど(だって少年たちがどうやったらエロ本が手に入るか真面目に考えているのだもの)、短編漫画が連なって、最終全部繋がっていてうまいね〜これ。
ロボットとか殺人とか、これはジャンルとしてはなんなんだろう?ミステリ?SF?
何にも知らずに読んで正解。
ちょっとダークな感じも良かった。

2冊目はこれ。絵本です。(でいいのかな?ジャンル)

By ヨシタケシンスケ
これは本好きの人が書いた本に違いありません!
本屋の店主の絵が可愛い。
著者の発想が面白い。絵も笑える!
私も『書店婚』したかったなぁ〜。うふふふふ。
この本、何度もページをめくることになりそうです。

3冊目は小説です。

By 塩田武士
大泉洋を「あてがき」したということで、表紙もチャプター毎にも大泉洋の写真が!!!
なので、必然的に主人公のイメージは大泉洋にしかなり得ません!
紙の本が好きな人は絶対この本にのめり込むと思います。
かく言う私、ちょこっとだけ読もうと持ってたいたのに、一気に全部読んでしまったのでした。
だって、どんな結末が待っているか、どうしても知りたかったのですもの〜。
で、これ、もちろん映像化されるんでしょ??大泉洋で??

あ〜あ、1日で読んじゃった〜!!
ののさんの本を選ぶセンス素敵ですね。3冊とも気に入りましたよ〜。

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【読了】図書室のキリギリス


By 竹内 真

3月の「ののBOX」からの1冊。
表紙と内容から女性が書いたものだと思って読んでいて、最後の著者によるブックトークを読んで、あれ?男の人が書いたんだ!?と意外に思いました。
で、著者の名前を見たら、確かに男性でした。
(最初に本のタイトルと著者の名前ぐらいはチェックしましょう。)

本が好きな人達には受け入れやすい内容だと感じました。
実際私も知ってる本が出てくるたびに気持ちが高揚しました。
半日で読み終わっちゃったので、もうちょっと謎解きみたいなのを増やしてくれたらもっと良かったかなぁ。

残留思念が感じられるという設定はいらなかったかもしれないなぁ。

詩織の5年後が気になります。同じ仕事を続けることはできるのかしら???

重い本を読んだあとの息抜きにちょうど良かったです♪


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Author:ずらっぺ
活字中毒 ワーキングママ ジョガー グアム在住 Arts & Crafts

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