【読了】騎士団長殺し


By 村上春樹

日本出張した上司がお土産に空港の本屋さんでこれを買ってきてくれました。
残念ながら、私もはハルキストではありません。どっちかっていうと嫌いな作家の1人です。

しかし、7年ぶりの書き下ろしだし、発売されたばっかりだし、話題の中心にあるうちに読もう!

(ハルキストの皆様申し訳ありません!多分ハルキストの皆さんはここから下を読んだら気分が悪くなるので読まないでくださいね。ここに書く意見は、私個人の物ですから。)

不思議な人物、謎、物語の進む先が気になるので、取りあえず読み進めました。
なのに、私にとっては「え?これで終わり?」という尻つぼみな終わり方をしました。

やっぱり嫌いやわ。
おやじの頭の中はどうなってんねん!といういつもの感想から離れることはできませんでした。

具体的に彼の何が嫌いかというと、「カッコつけた文」にけっ!と嫌気が指すのが一番です。
俺はオペラもクラシックもジャズも80年代の音楽も今時の音楽にだって通じてるんだぜ!
文学にも車にも詳しいし、料理だってできちゃうし…
というアピールが物語の中にこれでもか!と出てくるのが嫌いです。

この作者は比喩表現を多用しますが、書いて悦に入っているような気がします。
「ミニヴァンはどれもこれも同じように見える。あまりおいしくないビスケットの入った缶みたいだ。」
という例えがでてきますが、これも、上手いこと言ってやったぜ!とほくそ笑んでいる作者の顔が目に浮かぶよう。

あと、唐突な性描写も嫌。じいさんが書いていると思うとちょっと気持ち悪くもあります!
このおやじの描く女は、おやじが望むところの女であって、真実味が感じられない。

そして彼の話には高い確率で出てくる、心に傷を負って自殺する登場人物というのも嫌です。

ハルキストとしてこの作家を応援している人たちには悪いけど、残念ながらノーベル文学賞はこれからも取れないと思う。世界には、文学として優れている本はもっとあると思うから。
特にこの作品だけならば選考にも入らないんじゃないだろうか?

凡人には理解不能な世界、露骨な性描写が書いてあるからって文学じゃない!と声を大にして言いたい。

この作品に5つ星をつける人達に、何を良きとしているのかを聞いてみたいです。
(ここだけの話、この作家を褒める事で自分は凡人とは一線を画してると優越感に浸っているのではないかとちょっと疑ってる。)

という訳で今回も生理的に無理でした。(ちゃんと読んだんだけどね)


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