【読了】The Virgin Suicides


By Jeffrey Euginides

この作品はBookTuber達の間でも大変評価が高く、何度もお勧めに登場する本です。
1人、私と似たような意見を語っている1人もいましたが、コメント欄でディスられていらっしゃいました。
それぐらい、この本には根強いファンがいるということです。

映画化もされていて、こちらも評価は悪くないです。

確かに文章は素晴らしいと思うし、この物語を語っているのが、"We"だというのも面白い試みです。
この"we"は、5人の姉妹全員が自殺をしてしまうLisbon家の近所の少年達ですが、数少ない証拠をより集めて推測を語っているに過ぎないので、ちゃんとした答えが見つからないのです!

全体的にスローで静かなトーンで物語は語られます。
最初に本の最後までには5人の姉妹が全員自殺していることが語られます。
その後は、いつ?どうやって?なんで?を知りたくて読み進める訳ですが、語り手のせいなのか、絶望感や深刻さが希薄に感じました。(多分、これが好きな人はその辺りも含めて好きなんだと思います)
しかし、私にはこれが受け入れられませんでした。
自殺を回避するために親が何かする訳でもなく、親が自分の行動を振り返って行動を改めることもない。
どうして自殺という手段を取ったのかも不明だし。
その発見をさせるために助けを求めて呼ばれた少年達が自殺の発見者になるのもなんでやねん?です。

姉妹全員が自殺。
悲壮感がもっと漂ってもいいはずです。

実はこの話は、姉妹達を語ることによって成長していく"We"の物語なんだ、という人もいるようですが、それにしても、死体を発見した時の感情の希薄さは何なんだろう。

私はこの本の自殺の扱い方が気に入らないんだと思います。


同作家の「ミドルセックス」という作品はピューリッツァー賞を受賞しているらしいので、こちらを読んでみればこの作者に対する印象も変わるのかも知れません。

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