【映画鑑賞】Blindness


Jose Saramago原作の『Blindness』の映画を観ました。
この映画、映画しか見ていない人には「だから何が言いたいんだ?」と思われるんじゃないかと思いました。
1人の男が突然失明して、それが伝染病のごとく次から次へと感染者を増やしていきます。
感染した人たちは施設に隔離されます。その中に1人だけ感染していない女が紛れ込んでいます。
失明した人達で溢れる施設でどんどん欠いていく秩序。

こんなストーリー展開からか、パニックサスペンスとして映画は紹介されていたようですが、そうじゃないんだ!と声を大にして訴えたい。
原作は文学であり、1998年のノーベル文学賞受賞作品なのです。
「パニックサスペンス」なんて言葉で片付けらるわけがありません!
残念ながら本で感じた言葉や話のインパクトは映画では感じられませんでした。
しかし、特に前半はかなり原作に忠実に描かれていました。

原作で一番最初に失明する男が日本人だったという記述は全くありませんが、なぜか映画では日本人でした。
伊勢谷友介がその役を演じていました。その妻役が木村佳乃。
割と大切な役を演じていました。
「お前は俺のいうとおりにしていたらいいんだ!」(だっったかな?)の夫の発言にはぶっ飛びました。
このセリフを日本人に言わせるなんて。
男尊女卑の日本の国を象徴しているようで、嫌悪感を感じました。

失明した人達が隔離されていた施設やそこで起こる事件の数々はかなり原作に忠実に描かれています。
1人のキャラクターが、あれ?こんな爺さんな設定だっけ?と違和感を感じた事がありましたが。

ジュリアンムーアとマークラファロを主役級の2人として起用されています。
マークラファロのハルクが少々雑念的に紛れ込んで来てしまってイメージを邪魔しましたが、なかなか良かったと思います。

さて、もしこの話に興味が湧いたかたがいらっしゃったら、私は本の方をお勧めします。
本でしか感じてられない事にこの話の醍醐味があるような気がします。




にほんブログ村 本ブログ 洋書へ
にほんブログ村

人気ブログランキング

Post a comment

Private comment

Profile

ずらっぺ

Author:ずらっぺ
活字中毒 ワーキングママ ジョガー グアム在住 Arts & Crafts

Latest journals
Category
Monthly archive
Link
Search form
Latest comments
Friend request form

Want to be friends with this user.

QR code
QR