【読了】Mrs. Dalloway


By Virginia Woolf

先日、いかに私が実際の本を読まずに大学時のレポートで"A"をもらったかという話をしたのですが、覚えていますか?
その一人の作者がVirginia Woolfでした。
このままじゃいけないという罪悪感がこの年になって芽生えたので(遅すぎる?)、彼女の著作を何冊か読んでみる事にしました。(今3冊手元にあります)

1冊目はこの「Mrs. Dalloway」にしてみました。が、この本1冊目としてはお勧めしません。
なぜなら、人間の移りゆく意識を文章に組み込んだ「The Stream of Consciousness(意識の流れ)」という技法で書かれていて、慣れないと読みにくいからです。
おまけに、この本は、Mrs. Dallowayのパーティーの準備をする一日を切り取ったお話しなので、特に何か大事件が起こる訳でもありません。(いや、起こるって言えば起こるんだけど、起こらないっちゃ~起こらない)

ページ数は194ページと短めですが、1ページ1ページに文字が詰まってる詰まってる。
段落とかチャプターとかほとんどありません。
Mrs. Dalloway以外に登場する人物の中にSeptimusという人が出てきますが、この人がいつどうやって絡んでくるのか?と思って読んでいたのですが、え?そんな事に?なのです。
集中して読んでいないと「意識の流れ」のせいか、これ誰の内的独白?って事になるのでした。

さて、この本、初めてAnnotationを意識して書き込みながら読んだのですが、集中して読み始めるとAnnotationを忘れる私がおりました。
固有名詞、特に人物の名前は円で囲もうと思ってやっておりましたが、通行人Aとかいったような人にも名前がちゃんとついているので途中で囲むのやめました。

表現もとっても文学的だと思います。
しわくちゃの革のような肌にあこがれるMrs. Dallowayですが、それってどんな肌なのよ!?
とか、突然出てくる「氷塊の上の鮭」という表現に、いったいどういう事!と引っかかっていると先に進めません。
時代背景もよく知らないのも読み進めるのに時間がかかる要因だと思います。

面白いな、と思ったのは、意識の流れで、Mrs. Dallowayの意識だったのが、次の人に移って、また次の人に移って、と、どんどん変わってくるのに、気が付くとMrs. Dallowayに戻ってたりすること。
後、Mrs. Dalloway以外の意識の中で主役のMrs. Dallowayをこき下ろした表現があること。
皆んな誰かの悪口を言っているのですが、これが現実なのかな?と思いましたわ。

この、モダニズム文学の傑作として名高い1冊、チャレンジ精神のある方はぜひ挑戦してみてくださいね~。
私の体験では、この本を読んでからYAコンテンポラリーを読むと非常に英語が簡単に感じられますわよ。

ちなみにVirginia Woolfの最初の1冊は「A Room of One’s Own(自分ひとりの部屋)」の方が良いのでは?と密かに思い始めております。

私はこの後は、「The Hours (邦題:めぐりあう時間たち)」を読みたいです。

この本、ダロウェイ夫人がモチーフになっているらしいので。
「ダロウェイ夫人」も「めぐりあう時間たち」も映画になっているので両方見てみようかな?


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